▪️NPO法人一関のなかなか遺産を考える会の概要
▪️旧達古袋小学校保存活動から保存へ
市内の校舎の耐震診断がきっかけに、2012 年より 旧達古袋小学校の校舎の保存活動を始まりました。
具体的には、旧達古袋小学校を「なかなか遺産」 と定義し、日比野克彦さんが展開している明後日朝 顔プロジェクトに参加し、
119mの校舎を地元の人達一緒に朝顔でいっぱいにする活動を展開。
また、大正 3 年に設立された達古袋農業教育協会 発祥の地に大正3(1914)年に「農村にこそ教育を!」 という大志のもと設立された
達古袋農業教育協会発祥の 地に『達古袋なかなか大学校』を開校。
「世界一長いか もしれない達古袋小学校で、日本や世界の最先端の学問 に触れよう」と、現在まで 18 回の講座を開設しまし た。
この講座は腰原幹雄氏(※)、村松伸氏(※)の大 きな支援により実現しているものです。
これらの活 動が、地域づくり や 景観まちづくりに結びつくこ とを願うものです。
2014 年 4 月にNPO法人を設立し受け入れ態勢を整 え、念願かなって同年の 6 月 20 日に一関市の議会で 119mの校舎の完全保存が
決定し、同年 8 月に国際 なかなか遺産委員会より、旧達古袋小学校が 『なか なか遺産 第一号』に指定されました。
(※)東京大学生産技術研究所教授
▪️目的と事業活動
NPO法人一関のなかなか遺産を考える会(以下NPOという)は、一関のなかなか遺産の保存活用に関する事業を行い、地域活性化に寄与する ことを目的としております。
なかなか遺産とは次に掲げる項目にあてはまるもので「国際なかなか遺産委員会」が指定する建築のことを言います。
国際なかなか遺産委員会:http://nakanakaisan.org/index.html
(1) 国の重要文化財や世界遺産に認定されないが、どこにもない特異性をもっているもの。
(2) 誕生の経緯、歴史、記憶、景観、自然環境、社会などを強く結びつけ「なかなか〜!」 と見る人々を唸らせるもの。
(3) 人々に多様な恩恵をもたらし、これからも恩恵を得ることのできるもの。
(4) 建造物だけでなく、つながり全体を劣化させずに次世代に継承させたいと自然に思えてしまう共有の財産。
(ここでの共有とは精神的な共有をいう)
▪️事業活動
・社会教育の推進を図る活動
・まちづくりの推進を図る活動
・学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
・環境の保全を図る活動
・経済活動の活性化を図る活動
・その他
▪️現在までの主な活動
① 達古袋なかなか大学校
2013年8月に腰原幹雄氏を講師にむかえ、特別夏期講座を開始。現在まで18講座を開講。
② なかなか探検隊(見学会)
③ 明後日朝顔プロジェクトへ明後日朝顔達古隊として参加
119mの校舎に朝顔を咲かせる活動、今年で5年目。
夏には朝顔鑑賞会(朝顔茶会)、冬には朝顔の蔓でクリスマスリース教室を開催。
④ 旧達古袋小学校の草刈り活動への参加(年に2回)
▪️会員
・正会員 35名 賛助会員 2団体
▪️事務局
・岩手県一関市厳美町字沖野々145-2 :(株)あべ建築開発内
・電話0191-29-2511
・FAX019-903-0179
産経新聞のニュースより (youtube)